2020.10.19

『夢（睡眠）』はエンターテイメントになるのか？

投稿者：松村

松村：夢を見ることは楽しいですよね。現実ではできない体験をしたり、思わぬ人が出てきたり……。

ちゃんくみ：そういえば、この前おもしろい夢を見たんだけどさー…

松村：って始まる夢の話は、大抵の場合は面白くありませんよね。😌

ちゃんくみ：ひどい…まだ何も話していないのに。でも心当たりはあるな。😓

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「他人の夢」はエンターテイメントになるのか

松村：例えば、「見た夢を映像化できる技術」が開発されたとして、それを他人が見たときに楽しむことができるのでしょうか？

ちゃんくみ：えっ、そんな事できるようになるの！？

松村：実は京都大学では、思考をAIが読み取って映像化するという研究がされています。

画像出典：biorxiv.com

松村：既にアルファベットや図形であれば、人間の思考を映像化できるところまで進んでいるようですね。

ちゃんくみ：す、すごい！画像とかだとどうなのかな？ 🤔

ちゃんくみ：うーん、これはまだまだ分かりにくいところもあるけど。でもすごいですね！😳

松村：思考を映像化し、さらには動画にできるようになれば、将来的に見た夢を視聴できるようになるかもしれませんね 💡

ちゃんくみ：面白そうだとは思うけど、エンターテイメントとして成り立つかはわからないよね。そもそも夢の内容ってカオスだし、まあそこが魅力ではあるんだけど。

「最近見た中でユニークだった夢」はどんな夢？

松村：文章を書く事を専門としたライターであれば、見た夢も面白く伝えられるかもしれません。という事で、当社のライター数名に「最近見たユニークな夢」を書いてもらいました。

ちゃんくみ：他人の夢ってちゃんと聞いたり読んだりすることがないから、なんだか楽しみですね。(笑)

松村：果たして「他人の夢」は読んでみて楽しいものなのでしょうか？

① リスに囲まれて迫られる夢

私は森の中で1人でピクニックをしていました。お弁当を食べ終えて、バス停まで急ごうと思った瞬間、木の間から1匹のリスが出て来ました。とても可愛かったので、和んでいたらいつの間にか四方八方を多くのリス達に囲まれていたのです。

ビックリはしましたが、特に怖いと思わなかったのでそのままリスに囲まれていると、何故か以前に流行ったドラマの主題歌(恋ダンスの歌)が流れ始めました。リス達は音楽が流れるとノリノリで踊り始めました。流石に気味が悪いと思っていると、リス達が踊りながら私に徐々に近付いて来ました。笑顔で誰も振り付けを一切間違える事なく迫って来るリスに恐怖を感じたところで「来るなー!！」と叫ぶと、汗びっしょりで目が覚めたのでした。

ちゃんくみ：メルヘンかと思ったらホラーじゃん！😂

松村：笑顔で一切振り付けを間違えることなく、というところが面白いですね！(笑)

②「しゃべるからあげ」の夢

私はお腹がすいていて、すぐに何かを食べたいと思っていました。友達と一緒にいて、場所は私の家でした。そして、友達と一緒に台所に行って、からあげを作る事にしたのです。そのからあげが、一から自分で作ったか、冷凍のものかは忘れたのですが、じゅうじゅうと美味しそうな音を立てていたのは覚えています。見た目もすごくおいしそうで、友達と「めっちゃ美味しそう！」などと言って、いざ食べようとしたら、突然からあげがしゃべり始めました。

最初は、ただのできたてのじゅうじゅう音かと思ったのですが、やっぱり何か言葉を発していて、私は友達と「しゃべってる!」と笑い合って箸を止めました。そのからあげは結構高めの声で、私たちが関西人だからか、関西弁でした。そして時々、「ふぇ～ん」とか意味不明の言葉を言ったりして、全体的にふにゃふにゃしたしゃべり方でした。

私はとても空腹で我慢も限界の状態で早く食べたいのですが、肝心のからあげはずっとしゃべっているので、口に入れる事に罪悪感を感じてしまい、すごく困っていました。食べたいのに、食べられないというイライラが最高潮に達した時、目が覚めました。

お腹がすいてじれったい感じは嫌でしたが、あの声が聴きたいので是非またあの夢が見たいです。

ちゃんくみ：からあげって「ふぇ〜ん」ってしゃべるんだ！(笑)

松村：食べるに食べれないもどかしさも面白いですね。🤣

③ 超ロマンチックからの超切ない夢

その夢の最初は、都市郊外の川の土手にもたれて好きな男性と二人で夢を語り合っているシーンから始まりました。とてもロマンチックな雰囲気の夢で、薄暗くなりつつある空を見上げながら、一番星・二番星と星のキラメキが増えていくのを2人で数えて、その後の2人の関係が発展するのを期待したドキドキした感情も感じていました。

しかし、その後の展開が想像だにしないものでした。すっかり闇に覆われた空が少し明るくなったと思うと、空を覆わんばかりに様々な形をした宇宙船が船体を組み、光を放ち現れたのです。まるで宇宙人が地球に攻めて来たと感じさせる恐ろしい光景でした。と、恐怖を感じた私は彼に頼ろうとして横に目をやると彼は既におらず、土手を転げ落ちるかのようなもの凄い勢いで全速力で一人で走って逃げていました。

そこで、ハッとして目が覚めました。心に残ったのは淡い恋心ではなく、地球が滅びるのではと言う恐怖、でもなく、私って何なんだろう…という切ない気持ちだけでした。

ちゃんくみ：どうしてこうなった、急展開すぎる！そして切ない～！😂

松村：ロマンチックな前半からは想像もできない後半ですね。(笑)

④ バツイチ30代後半の私がアイドルに！？

全くアイドルに興味がない私ですが、ある日超人気アイドルグループのメンバーになる夢をみました。バツイチの30代後半という設定は変わらないまま、何故かメンバーとして活動する事になった私。夢なら少しは美化されていても良いものですが、体力も体形も顔のシミやほうれい線までそのままなのに何故か誰一人として不思議に思う人はおらず、それが逆に違和感を抱かれてはいけないというプレッシャーとなって、頑張ってアラを隠しながらダンスの練習に励む私でした。

高い位置で髪を結っている皆の中で浮かないように髪型を気にするも、髪型は現実と同じなので髪飾りを変える程度しかできず、そして練習後の食事にもメンバーは何故か誘ってくれるので一緒に行くも、行ったことのない様な可愛らしいお店で、店員は皆わたしの苦手な若者のイケメン達。

私がおばさんな事がバレたらメンバーの皆に迷惑がかかると思い、出来るだけ目立たない様にしていたのに、目ざとい一人の男の子に、「あれ？何かおかしくない？？」と顔をまじまじと見られ、「バレた！」と思った瞬間に目が覚めました。

ちゃんくみ：これはドッキドキだね！でも、夢の中で一生懸命に頑張っているのが好感度高いですね！

松村：アイドルに全く興味がないのに、こんな夢を見るのって不思議ですね〜。🤔