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- 2022.03.14
- 芸術・アート
ヴィンテージ家具の名品をアートとして楽しめるイベント『Life in Art “TOKYO MODERNISM 2022″』が開催中
投稿者:広田
名建築を会場にしたアートフェスティバル『マツモト建築芸術祭(MATSUMOTO Architecture + Art Festival)』が今月から開催!
投稿者:ラスティー
(画像出典:公式HP)
長野県松本市と言えば国宝松本城に代表されるような数々の文化財に恵まれた地域です。市内には数々の歴史的価値を伴った名建築が沢山存在しています。
そんな松本市内を舞台に2022年1月より繰り広げられるアートフェスティバルが「マツモト建築芸術祭(MATSUMOTO Architecture + Art Festival)」です。今回は松本市内の名建築を舞台に繰り広げられる歴史とアートの融合といっていいような本イベントについてご紹介させて頂きます。
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松本城をはじめとした多くの文化財が残る街、長野県松本市
まず最初に今回アートフェスティバルの舞台となる長野県松本市について簡単に紹介しておきます。
松本市は古くから信州地方の中心として栄えた街で市内には松本城の他にも沢山の文化財が残っています。また、「文化香るアルプスの城下町」や「三ガク都(楽都、岳都、学都の三つのガク都)」と言ったキャッチフレーズに代表されるように昔から教育や文化に対する意識が高い地域でもあります。
いわば松本市はアートフェスティバルの舞台としては、ハードとソフト両面から見ても最適な街だと言うことが分かります。
『マツモト建築芸術祭』の舞台となる名建築の数々
今回、マツモト建築芸術祭が開催される松本市内の名建築について見ていきますが、まず松本市内にどうして沢山の名建築が残っているかと言うと、この地域が松本城の城下町として古くから栄えた地域であるとともに戦災を免れたことも大きな一つの要因となっています。
では、アートフェスティバルの舞台となる名建築について紹介していきます。会場となる建築物のほとんどは松本城から800メートル程の場所にあります。代表的なものとして、国宝「旧開智学校」、昭和初期に建設された国登録有形文化財「旧第一勧業銀行松本支店」、長野県宝「旧念来寺鐘楼」の他、ノスタルジックな趣のある20程の建築物が使用される予定です。また、旧開智学校は明治初期の凝洋風建築(ぎょうふうけんちく)によるもので国宝に指定されています。
その他にも、「割烹 松本館」「池上邸土蔵」「旧松岡医院」「白鳥写真館」「下町会館」「宮島肉店」「池上百竹亭 茶室」「旧松本カトリック教会司祭館」「松本聖十字教会」「レスト旧光屋」「珈琲茶房かめのや」といったマニアにはたまらない建築物が舞台となる予定となっています。
今回、松本市内の名建築を舞台に繰り広げられるマツモト建築芸術祭には世界で活躍するアーティストはもちろん、地元を代表する作家まで十数名が参加予定です。
例えば、日本を代表する広告写真家で松本出身の白鳥真太郎さんは生家でもある昭和の洋風建築を象徴するかのような「白鳥写真館」を会場に作品の展示を行われます。また、普段は中々立ち入ることのない松本を代表する老舗の高級料亭「割烹松本館」が公開され、松本出身の彫刻家太田南海さんの装飾芸術を味わうことが出来ます。
さらに、参加アーティストによるトークイベント等も計画されているようで、まさに街中で名建築とアートが融合することで歴史的価値のある名建築とアートそれぞれに触れる機会が増えるとともにそこで新たな世界が創出されるような気がします。
そんなマツモト建築芸術祭は2022年1月29日(土)~2月20日(日)に開催されます。その他詳細に関しましては下記公式ページよりご確認下さい。
【 マツモト建築芸術祭 公式HP】
https://maaf.jp/
名建築、アートともに時の流れを超えて輝きを放ち存在し続けるものだと思いますが、今回のアートフェスティバルでは今まで気づかなかったような発見と新たな刺激がありそうですね。💡
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