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- 2021.06.05
- 芸術・アート
旬な現代アーティスト達による祭典『Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)』受賞記念展が再開!
投稿者:広田
武蔵野美術大学美術館で近代椅子の展覧会『みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ』が開催
投稿者:アンナ
(画像出典:公式ページより)
「椅子」というと普段の生活に馴染みのあるものですが、そんな椅子の展覧会が武蔵野美術大学美術館で開催されます。椅子はありふれた家具の1つで美術品、工芸品としては特殊なものを除いて注目されることはないものかもしれませんが、この展覧会では近代において生産されてきた椅子の歴史・変遷や機能、デザイン、座り心地などに改めて触れることが出来ます。
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アートな視点で椅子を観賞、座って楽しめるイベント『みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ』
武蔵野美術大学、通称ムサビの美術館で開催される『みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ』は約250脚ほどの近代椅子が展示されているというユニークなものです。そして、展示品でもあるそれらのほとんどの椅子に実際に座ることが出来るというのも、展覧会としてはユニークな点ではないでしょうか。
通常、展覧会というのは手で触れたりすることが出来ないものが多く今回のように観賞するだけでなく実際に見て、使って、感じる事のできる展覧会は中々ありません。
では、何故ムサビの美術館でこのような展覧会が開かれるかと言うと、1967年に開館以来、近代椅子の収集を行ってこられたからでその所蔵数は400脚を超え、国内では有数のものとなっています。その中でも選りすぐりの約250脚が今回の手て展示で観賞する事ができるのです。
そんなムサビでの今回の展覧会ですが、次のような視点で見ていくとより椅子というアート作品を深く楽しむことができそうです。
「座って比べる名作椅子」
・名作と言われる椅子に実際に座ることで機能や座り心地、デザイン等を五感で楽しむことが出来るようになっています。
「メディアとしての椅子」
・椅子は建物などと違って表舞台に出ることはないかもしれませんが、その土地固有の素材が使われていたり時代背景や芸術潮流を反映し色々な作品や広告にも登場する等、メディアとしての側面がありますが、そんな名作椅子のメディア機能というものについても考察されています。
「デザイン史を体感」
・近代以前から現在に至るまでを10章に分けて展示される予定でそれぞれの地域や時代によるデザインの潮流を辿ることが出来ます。
『みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ』の開催概要
そんなムサビならではの展覧会、『みんなの椅子 ムサビのデザインⅦ』の開催概要は次のようになっています。
期間:前期 2022年7月11日(月)~2022年8月14日(日)
後期:2022年9月5日(月)~2022年10月2日(日)
時間:12時~20時(土・日曜日、祝日は10時~17時)
休館日:水曜日
入館料:無料
会場:展示室1・2・4・5、アトリウム1・2 他
公式ページ:https://mauml.musabi.ac.jp/museum/events/19954/
一見すると無機質な工業製品にしか思えない椅子もスポットの当て方次第では芸術的に、そして色々なドラマを帯びて私達に語りかけてくれます。それは、私達の生活に密着したのものだからこそより深く感じるものがあるかもしれませんね。
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