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- 2020.01.24
- 芸能
「熊五郎に与太郎…etc」落語に出てくる登場人物を覚えよう‼
投稿者:まんぼう
東京都内で気軽に落語が観られる場所8選
投稿者:まんぼう
こんにちわ、ライターのまんぼうです。
実は今、静かな落語ブームなんだそうです。
知らなかった( ゚Д゚)!!!(自作自演)
少し前にテレビドラマ等で落語の世界が紹介された事がありました。その時は一応ブームと呼ばれました。その後下火になるかと思ったのですが、ブームがそれほど盛り上がらなかったお陰なのか、寄席や落語会に来るお客さんが少しずつですが増えて来ました。
でも良く聞くのが「どうやって聴いたら良いか判らない」「何を聴いたら良いか判らない」という声でした。
それなら少し落語に詳しい自分が落語の世界をご紹介してみようと考えた訳です。これが少しでもお役に立てば幸いです。
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東京の落語界の現状
今現在東京の落語界は四つの団体があります。東京の噺家なら必ず何処かに所属しています。
・落語協会
一番大きな団体で噺家の数も沢山います。沢山いると言う事はそれだけ優れた噺家が多いという事でもあります。(木久扇さんやたい平さん等)
・落語芸術協会
ここは落語協会よりは小さいですが、それでもかなりの人数の噺家が所属しています。
(昇太さんや小遊三さん等)
・圓楽一門会
ここは先代の圓楽師が作った団体です。一部の方が客演ということで落語芸術協会の寄席に出演する こともありますが基本的には寄席には出られません。自分達で独自の興行を行っています。タレントの伊集院さんも、かつてはここの噺家でした。(六代目圓楽さん好楽さん等)
・落語立川流
ここは立川談志師が作った団体です。ここも寄席には出られません。独自の興行を行っています。
人気者が多いですね。(志らく、談春、志の輔さん等)
寄席に行って気がつくのは看板に噺家は黒字、それ以外の芸人さんは朱字で書いてある事です。
これは東京の寄席では落語が本筋なので黒で書き、それ以外の芸人さんを朱字で書いて分けたので
す。だから噺家以外の芸人さんの事を「色物さん」とか「色物」と呼びます。落語協会や芸術協会には沢山の色物さんが所属していますが、他の二つの団体には所属していないか少ないですね。
★四つの団体とも共通しているのは噺家の階級です。
「見習い」
師匠に入門を許されたばかりの身分です。
「前座」
寄席に雑用係として入ります。修行の始まりです。
「二つ目」
前座の仕事から開放され、お客の前で噺をする事が許されます。
「真打ち」
噺家として一人前になったと認められます。寄席でトリが取れます。
このような身分制度が存在しています。一日でも入門が早かったら「兄さん(アニ)」と呼ばくては
なりません。師匠は勿論の事、階級が上の先輩の言う事は絶対なのです。
だから噺家は一日でも早い昇格を目指します。
東京都内で落語が観れる場所・おススメ八選!!
まず落語って何処で聴けるの? という事ですね。東京都内ですが、都内には落語を中心とした寄席が四件あります。この寄席には、落語協会と落語芸術協会の二つの団体が十間交代で興行を行っています。この興業の事を落語の世界では「芝居」と呼びます。
★月のうち一日~十日を上席 十一日~二十日を中席 二十一日~三十日を下席と呼びます。三十一日は寄席は貸席となるので、色々な団体が興行を行います。勿論、圓楽一門会や立川流の落語会などもあります。
上野 鈴本演芸場
ここは今現在落語協会のみが興行を行っています。一部では寄席の歌舞伎座とも言われているほど格調の高い寄席です。昼夜入れ替え制です。
新宿末廣亭
ここは新宿三丁目にある寄席で、外観が如何にも寄席という感じで良い雰囲気を出しています。撮影なども一番行われるのでドラマか映画で見た方もいるかも知れません。最近リニューアルして綺麗になりました。昼夜入れ替え無し
浅草演芸ホール
浅草の六区にある寄席です。上が東洋館という漫才の寄席になっています。夜よりも昼の方が混むのが特徴です。従って昼は人気者、夜はじっくり聴かせる人が出演する傾向があります。昼夜入れ替え無し
池袋演芸場
池袋西口にある寄席です。建て替えてからはビルの地下に移りました。客席も百席ぐらいなので、高座が目の前です。従って昔から噺家が手を抜けない寄席でした。ここも昼夜入れ替え無しですが下席(一ヶ月のうち二十一日から三十日までの芝居)は特別興行となります。
それに国立演芸場があります。ここは基本上席と中席だけの興行です。今はそれぞれ落語協会中心の番組。芸協中心の番組が行われています。出演する人数が少ないので噺家が長い噺をかけることが多いですね。その他にも色々とあるのですが、圓楽一門会が行ってるのが両国寄席ですね。ここは、お江戸両国亭という東京都墨田区両国四丁目の京葉道路沿いにあり、ここを借りて興行を行っています。落語中心ですが少しだけ色物さんも出ます。
割合オススメなのが、神田の藪蕎麦の近くにある「神田連雀亭」です。
ここは基本二つ目さん専用の寄席で、席も三十五前後なので間近で見られます。二つ目さんの修行の為の寄席ですが、間近で見ると迫力があります。それにここは基本マイク無しなので地声の練習にもなります。マイクを通さない声は一味違いますね。
その他にも上野広小路の交差点には「広小路寄席」があります。ここは芸協と圓楽一門会、それに立川流の噺家が出ます。
まとめ
上野鈴本演芸場 東京都台東区上野2丁目7ー12
新宿末廣亭 東京都新宿区新宿3丁目6ー12
浅草演芸ホール 東京都台東区浅草1丁目43ー12
池袋演芸場 東京都豊島区西池袋1丁目23ー1
国立演芸場 東京都千代田区隼町4ー1
神田連雀亭 東京都千代田区神田須田町1丁目17
加藤ビル2F
お江戸両国亭 東京都墨田区両国4丁目30ー4
両国武蔵野マンション 1階
上野広小路亭 東京都台東区上野1丁目20ー10
それぞれ検索してみると出演者などの情報が判ります。
寄席では一席の時間がそれほど長くないので、気に入った噺家があればその人の落語会を検索して行
って見ると良いでしょう。
寄席の値段ですが、基本は鈴本と浅草は2800円。末廣亭は3000円。池袋は2500円ですね。特別興行
の時は更に上がります。
入れ替え無しの寄席は11時半の開場から終いの21時まで居られます!
それだけ見られれば安いですね。国立演芸場は2100円で国から補助があるので安いです!
神田の連雀亭は1000円から1500円ですね。午前中から始まる「ワンコイン寄席」は何と、、
…500円です!
それと少し落語に詳しくなって来たらオススメなのが、「黒門亭」ですね。ここは落語協会の二階にありまして週末だけ開かれる寄席です。協会の二階なので狭いし椅子ではなく座布団ですが昼夜それぞれ1000円で本格的な落語が楽しめます。しかし定員40人ですから人気者が出る時は速攻で満員になります。半券10枚貯めるとオリジナルストラップが貰えます!これはレアですよ!
黒門亭 台東区上野1-9-5 落語協会二階
それでは皆さん、是非落語を観に一度足を運んでみて下さい!
投稿者:まんぼう(チームアミューズ ライター)
ライタープロフィール
まんぼう:ネットに咲いた落語バカ、まんぼう…落語鑑賞歴50年以上!の自他ともに認める落語通!超玄人向け落語ブログ「はじめのブログ」主宰http://hajime-17.blog.jp 他にも「創作の残骸置き場http://manbou.blog.jp などを運営しておりますので是非ご覧くださいませ!!
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