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- 2020.05.22
- 心理学
プラセボ効果を上手く活用して、仕事も恋愛も良い方向に!💊
投稿者:じんじん
人間を危機から遠ざける『正常性バイアス』に気をつけよう!
投稿者:森田
こんにちは、アミューズライターの森田です!
皆さんは『正常性バイアス』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
正常性バイアスとは、《自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価をしたりする》という社会心理学の用語です。災害に直面した人が、「自分は大丈夫だ、大慌てで逃げるほどのことではない」と思い込んでしまい、結果として被害にあってしまうケースが多く存在します。
新型コロナウイルスが広がる現在でも「自分は大丈夫」と外出をしている人がいますよね。「今は非常時で、自分も危険なのだ」と認めてしまえば、大きなストレスや不都合が発生します。それを否定し、現状のままストレスのない活動を維持したいという心の働き『正常性バイアス』が、危険から逃避することを妨げてしまうのです。
そのため、火災などが起こった際には「慌てないで!」ではなく「すぐに逃げろ!」と指示をした方が、助かる人間が多いと言われています。正常性バイアスにかかってしまうと、本当に逃げないと命が危ないことを実感するまでは、その場から逃げられなくなってしまうのです。
ですが、正常性バイアスを知っていれば、緊急時に「いま自分は正常性バイアスに影響を受けていないか?」と考えることが出来ますよね?「心配ない、逃げる必要はない」と思いたくなる心理を抑えて、「危険だ、いますぐ逃げるべきだ」と行動に起こすことが出来るのです。
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他にも気をつけたい、身近に起こる「認知バイアス」をピックアップ!
①コントラスト効果
比較対象によって、物事の評価が変わる認知バイアスです。
マーケティングで多用される心理で、「B」という商品を売るために、「Bより明らかに劣るC」と「Bより優れているが高価なA」を提案したりします。「A」や「C」と比較すれば「B」が最適に思えますが、それは「B」そのものの適切な評価だとは限りませんよね。
②可用性カスケード
主張を何度も聞いているうちに、それが正しいと信じてしまう認知バイアスです。
メディアなどによって、同じ主張が繰り返されると、視聴者は根拠がなくても信じてしまう傾向にあります。独裁や洗脳などに用いられる、非常に危険な心理作用です……!
③あと知恵バイアス
結果が出てしまった後に、それが予測可能だったと考えてしまう認知バイアスです。
「ああすればよかった」「だから言ったじゃないか」と思った時は、『あと知恵バイアス』の影響を受けているかもしれません。後悔をして落ち込む癖のある方は、特に気をつけて頂きたい認知バイアスです。
④バーナム効果
性格に関する、誰にでも当てはまるような曖昧な記述について、それが自分だけに当てはまるように感じてしまう認知バイアスです。
「この相手は私のことを理解しているんだ!」と信じたくなった時には『バーナム効果』の影響を受けているかもしれないので要注意です。
⑤ネガティビティ・バイアス
ポジティブな情報よりも、ネガティブな情報の方が、行動や思考に大きな影響を受けるという認知バイアスです。最近ではマスクやトイレットペーパーの不足が報道をされて、買い占めの問題を引き起こしましたね。影響力のあるメディアが自戒をしなければならない認知バイアスでしょう。
以上、私たちの生活に身近な「認知バイアス」をご紹介させて頂きました!
もっと認知バイアスについて知りたいという方は、こちらのサイトをオススメします。
〈認知バイアス一覧で社会心理学入門 〜社会科学の知の蓄積を活用した社会教育の実現に向けて〜〉
認知バイアスの知識を楽しく身につけて、前向きに楽しい人生を楽しみましょう!
くれぐれも悪用をしたらダメですよ~(笑)
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