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- 2020.06.16
- エンタメ
乗り物×エンタメ🛺 移動をもっと楽しくアップデートしよう!
投稿者:松村
本×エンタメ📚 読書の楽しみ方をクリエイティブにアップデート!
投稿者:松本ジャック
【シリーズ紹介】
『◯◯にエンタメを』シリーズでは、様々なことにエンタメ(エンターテイメント)を取り入れ、クリエイティブに楽しもうとしている人や活動を紹介しています。
ライターの松本ジャックです。
◯◯にエンタメをシリーズ、今回は『本』をテーマにお送りさせていただきます。
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日本人の半数近くが「本を読んでいない」と回答
松本ジャック:文化庁の国勢調査によれば、日本人の47.3%が本を読んでおらず、読書をする人のうち67.3%が「読書量が減っている」と回答をしています。
しおり:半数近くもですか? 本離れが激しいんですね。🤔
松本ジャック:しかし一方で、「自分の読書量を増やしたい」と思う割合が60%を超えており、読書の魅力を「新しい知識や情報を得られること」と回答する人も60%を超えています。
しおり:読書の大切さはわかっているけれど、読書には繋がっていないんですね。どうしてなのでしょうか?
世の中には「本」が多すぎる?
松本ジャック:日本では、年間に7〜8万冊の新刊が出版されていますので、1日約200冊のペースを守れば、すべての新刊を読むことができますね。
しおり:そんなの無理に決まってますよ。(笑)
松本ジャック:では、1日に1冊だけを読むとして、200冊の候補から絞り込むとしましょうか。
しおり:それでも、かなり大変そうなんですけど。
松本ジャック:本1冊あたりの紹介文が200文字だったとしても、200冊分なら40000文字になりますので、軽く半冊分くらいの読書量になってしまいますね。
しおり:その頃には、もうクタクタになっていますね……。😅
松本ジャック:Google Books(2010年発表) によれば、世界の全書籍の数は、推定で1億3000万冊ほどあるそうなので、その中から自分が読みたい本を探すのは大変です。
しおり:永遠の命があっても追いつける気がしないですね。(笑)
松本ジャック:読書をしない理由について「何を読んでいいのか分からない」と答える人が多いのですが、これだけ多くの本に囲まれていては、無理もありません。
しおり:どうするんですか? このままだと、さらに本離れが進んでしまいますよ?
松本ジャック:そんな流れを変えてくれるかもしれない、読書に関する注目のクリエイティブな取り組み、アイデアをご紹介いたします!
本と出会うための本屋さん 『文喫 BUNKITSU』
松本ジャック:東京・六本木の本屋さん『文喫 BUNKITSU』では、本棚にランダムに本が並べられています。
しおり:えっ!? ランダムに並べられたら、本を探せませんよね?
松本ジャック:探す必要はありません、出会えればいいのです。だって探すものが決まっていたら、ネットで簡単に取り寄せることが出来ますよね?
しおり:それはそうですけど……って、本屋さんなのに入場料を取るんですか!?(笑)
松本ジャック:本との出会いに特化した、まさに新しい本屋さんのサービスですね。本とのランダムな出会いの中で、新たな気づきや発見を楽しめるのではないでしょうか。
しおり:入場料を払ったぶん、元を取らないとって気合も入りますね! (笑)
松本ジャック:それもありますよね。 (笑)
表紙もデザインもシークレットの『梟書茶房』
松本ジャック:『文喫』ではランダムに本が並べられていましたが、東京・池袋の『梟書茶房』(ふくろうしょさぼう)ではなんと、本の表紙をカバーで隠してしまっています。
しおり:いくらなんでも、これじゃ何もわからないですよ!?
松本ジャック:その代わり、本の一冊一冊に、スタッフのオススメコメントが付いているのです。💡
しおり:『本とコーヒーのセット』なんてあるんですね! おもしろい!🤣
松本ジャック:安らぎのひと時と共に、本との出会いが楽しめるユニークなアイデアですよね。
1冊の本しか売らない 『森岡書店』
松本ジャック:東京・銀座の『森岡書店』は「一冊の本を売る書店」というコンセプトの書店です。
しおり:いくらなんでも一冊って!😂
松本ジャック:置かれる本は週ごとに変わるようですが、今週はどんな1冊が置かれているのか、気になりませんか?
しおり:そりゃ気になりますけど!(笑)
松本ジャック:お店に行ったら、それを買うか買わないかの選択しかありませんので、購入率も高いのではないでしょうか?
しおり:すごいことを考える人がいるもんですね…
泊まれる本屋さん『BOOK AND BED TOKYO』
松本ジャック:東京・池袋に本店がある『BOOK AND BED TOKYO』では、ソファやベッドで宿泊をしながら、気ままに読書を楽しむことができます。
しおり:大人の時間って感じでカッコいいですね! こんな読書もあるんだ〜!
松本ジャック:素敵な雰囲気の中で出会う本なら、いつもと違う印象になると思いませんか? 💡
しおり:人の出会いと同じかも知れません! これからは『出会い系本屋さん』が流行るのんですかね?
松本ジャック:その呼び方が流行るかはわかりませんが、素敵な出会いを演出する本屋さんが増えていきそうですね。(笑)
出会いを求めて、日本全国のおしゃれな図書館へ!
松本ジャック:本との出会いには、書店だけではなく図書館もオススメです。全国には素敵な図書館がありますので、その一部をご紹介をさせて頂きますね。
①国際教養大学・中島記念図書館(秋田県)
②富山市立図書館(富山県)
③岐阜市立中央図書館(岐阜県)
④ゆすはら雲の上の図書館(高知県)
松本ジャック:休日に全国の図書館を巡って本を探す、というのも素敵な趣味になると思いますよ。
しおり:「あの図書館で、この本と出会ったんだ」みたいな思い出ができるんですかね?
松本ジャック:その時、その場所によって、自分が気にいる本も変わってくると思います。色々な書店や図書館に出かけて、自分と本との出会いを楽しんでいきたいですね。
しおり:よーし、ひさしぶりに地元の図書館にでも行ってみようかな! 📚
本とエンタメの未来は『出会いのクリエイティブ』へ
松本ジャック:Amazonや電子書籍が普及したことで、本を手に入れることは容易になりましたが、娯楽が多様化し、書店が減ることによって、人と本との出会いの場が減ってきています。
しおり:ポチればすぐに届くから、そこは本当に便利になったんですけどね。
松本ジャック:読書が趣味だという方は、読んだ本から数珠つなぎのように興味が広がって、自分が求めている本に出会うことが出来るでしょう。しかし冒頭にお伝えしたように、日本人の半数近くはまったく本を読んでいません。
しおり:そこの客層を開拓していくことが、本とエンタメの未来への課題なのかも知れんませんね。
松本ジャック:「最初の1冊」を楽しむことが出来れば、また次の読書体験へと繋がる可能性がありますので、まずはそのキッカケを作ることが重要ですね。
しおり:面白かったのは、本をランダムに並べたり、カバーで隠したり、一冊だけしか置かなかったり、お客さんの選択の幅を狭めてあげていることですよね。それでいて、本との出会いを楽しませようという工夫は非常にクリエイティブで素晴らしいと思います。💡
松本ジャック:本との出会いの場である書店や図書館も、ますます綺麗に便利になっていますので、ちょっとした時間に立ち寄ってみてはいかがでしょうか? 😄 📚
〈過去のシリーズ記事はこちら〉
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