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- 2019.12.17
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投稿者:ユージ
知っておいて損はない、ビジネスシーンで頻出する『カタカナワード』の数々
投稿者:じんじん
こんにちは、ライターのじんじんです。
ビジネスシーンでよく使用される『カタカナワード』。
コンプライアンス、リスクヘッジ、クライアント…etc。業界によって違いはあれど、社会人になったら必ず遭遇する独特なビジネス用語の数々。この様なビジネスにおける、いわゆる「カタカナワード」は、普段何気なく使われてはいるけど、たまに何の事を言っているか理解ができない、なんていう事も実際あるのではないでしょうか?
また、一方でビジネスの場であまり頻繁に横文字ワードを連発させるのは鬱陶しく感じられてしまうという風潮も最近ではある様で、横文字ワードをほとんど使用しないという方もいます。しかし事実として一定の割合でこの様な横文字ワードをビジネスの場で多用する人も多くいるのです。
自分が使用しないとはいっても、横文字ワードを頻繁に使用する相手と会話、取引をする事となった際に全くその意味を理解できなければ、相手と意思疎通がうまくいかなかったり、恥をかいてしまうケースもあります。
ちなみにですが、私は社会人1年目の時に、大事な商談の場で取引先から「ドラフトは頂けそうですか?」との質問を受けた際に、このドラフト(※後述 ) という用語の意味が分からず、瞬時の判断で「野球の話」をして、取引先の相手を唖然とさせた伝説を持っています。(笑)
という事で、知っておいて損はない、ビジネスの場で使われる「カタカナワード」。今回は、ビジネスシーンで使われる事が多いものをいくつかピックアップし、その用語の使用例とともに解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
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ビジネスシーンで頻出する『カタカナワード』の数々
①ドラフト(Draft)
ドラフトは「下書き」「草案」「未完成の企画書」といった意味などで使用されます。
下書きというのは、企画書のたたき台の資料など、上司などの意見を聞いて今後完成させる書類のことを指します。そのため、ドラフトはまだ正式な書類ではありません。ちなみに、メール機能の下書きフォルダも、同様にドラフトと呼びます。
・ビジネスシーンの「ドラフト」の使用例
(例)「ドラフトでも構わないので、見せていただけませんか?」
ビジネスシーンで正式な書類がまだない状況でも、たたき台がないと業務の指針が決められない時には、ドラフトが必要となります。
②エビデンス(evidence)
エビデンスは「証拠」「裏付け」という意味です。
エビデンスは打ち合わせ時の議事録のことを指したり、契約書を交わす時に「エビデンスを取る」と表現することもあります。このように、一般的にエビデンスはデータで記録(証拠)を残すという言葉で、コールセンターなどでは「録音」、金融系では「顧客情報」などをエビデンスと呼ぶこともあります。
・ビジネスシーンの「エビデンス」の使用例
(例)「エビデンスを取っておくように」
上司からこのように言われたら、エビデンスを形としてしっかり残す必要があります。書類、メール、データ、捺印やサインなど、会社によって形式や必要になるものが違うので、確認しながら対応しましょう。
③フェーズ(phase)
フェーズは「目標までのプロセスのひとつの段階」「一区切り」という意味で用いられ、作業やプロジェクトの進捗状況を表す際によく使用されます。プロジェクト管理などを行う際は、「フェーズ1」や「フェーズ2」という形で、最終地点までの工程を番号で表すことが多くあります。
・ビジネスシーンの「フェーズ」の使用例
(例)「データの設計が完了したので、製作フェーズに入ります」
フェーズはあらゆる工程で使用できる意味が広い言葉です。そのため、どの工程のフェーズなのかをより詳細にするために「製作フェーズ」や「設計フェーズ」など、名詞を付けて言うと分かりやすくなります。
④コンセンサス(consensus)
コンセンサスは「合意」「意見の一致」という意味を表します。
ただし、正確には「複数の人による合意」を意味しますので、単純な「同意」を表すアグリーメント(agreement)とは違った意味で使われます。
・ビジネスシーンの「コンセンサス」の使用例
(例) 「今回の提示条件に関して御社の営業所の方でのコンセンサスは取れておりますでしょうか?」
取引の際に、契約内容などを担当者間のみではなく、相手方の会社全体としての合意や確認が取れているのかを確認する際などに、この様な使い方をします。
⑤アジェンダ(agenda)
アジェンダとは「議題」や「検討課題」を表す意味で使われます。
・ビジネスシーンの「アジェンダ」の使用例
(例) 「今日の打ち合わせのアジェンダを事前に共有しておきましょう」
同じ様なシーンで「レジュメ」という言葉が使用されるケースがありますが、こちらは少し違った意味合いがあります。レジュメとは「要約」を表す言葉となっており、講演会などにおいて一方的に視聴する側に配られる書類の目次代わりになる様なものを指す際にレジュメを使います。アジェンダは会議などで、お互い話し合いの場で活用されるものを指します。
⑥シナジー(synergy)
シナジーとは「相乗効果」を表す意味として使われています。
・ビジネスシーンの「シナジー」の使用例
(例) 「今回の業務提携によってシナジー効果を得られるかがポイントですね」
何かと何かをかけ合わせて、共同作用を生むという意味で使用されるシナジーという言葉ですが、ビジネスの現場では単独ではなく社内でも他部署と共同でプロジェクトを行ったり、個人単位でも他のチームの誰かと協力し仕事を行う場面というのは多くあります。共同にて何かを行う場合には、互いの強みを把握し、常にシナジーを意識する必要があります。
⑦プライオリティ(Priority)
プライオリティとは、「優先順位」を表す言葉として使われます。
・ビジネスシーンの「プライオリティ」の使用例
(例) 「プライオリティを決めて作業に取り掛かって下さい」
仕事において、優先順位を決めて作業をおこなうのは重要な事です。社内で上司などから常にプライオリティを考えて仕事をする様に、と指示を受ける事は多くあるのではないでしょうか。
⑧フィックス(fix)
フィックスとは、「確定」や「固定」の意味を表す言葉で使われます。
・ビジネスシーンの「フィックス」の使用例
(例) 「では、契約書はこちらの内容でフィックスで宜しいでしょうか?」
上記の例の様に、主に確定を意味する場合において使われる事が多いフィックスですが、実はフィックスには「fix=修正」という意味もあり、IT業界などでは不具合などが生じた場合において、それを修正するという時にこのフィックスが使われる場合もあります。
『カタカナワード』をビジネスシーンで上手に活用しよう
いかがでしたでしょうか? 今回ご紹介したそれぞれの横文字ワードはビジネスでも見かけることが多い用語です。
しかし、例えば取引先からのメールで「現行のプロジェクトの件ですが、現在第2フェーズに入っておりますので、週内に社内にてコンセンサスを取った後にドラフトを作成し、その後書類を確認した上で、本件をフィックスさせて頂ければと思います。」
こんな、メールがきたら正直ちょっと鬱陶しく思ってしまいますよね。😅
しかしながら、外資系や商社勤務のビジネスマンなどは、もっとハイレベルな横文字ワードを普段の会話やメール等で日常的に使用している事もしばしば見受けられます。
大切なのは、相手に合わせられる引き出しを持っているかどうかだと思います。何も全ての相手に無理をして横文字ワードを使用する必要はありませんが、相手が頻繁に横文字ワードを使用する場合において、こちらもその内容を理解し、それに応じた口調や文調で相手に合わせて返せば、相手も「自分の行った事が理解されているな」と感じ、気持ちよくなったりするものです。(笑)
しかるべき時に役に立つ、ビジネスシーンでのカタカナワード。今回紹介させて頂いた使用例も参考にしつつ、ぜひ活用頂ければと思います。💡
それでは、今回の記事はこれにてフィックスさせて頂きます。😏
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